精子は数えられるか?

精子を顕微鏡で見た図 文法・構文
精子イラスト

前回勉強した「金玉やセックスは数えられるか?」で金玉は数えられ、セックスは数えられないことがわかりました。今回は、精子は数えられるかについて考えてみたいと思います。精子(精液)は正式な表現としてはsemenと言います。Spermは「せーし」という軽い感じになります。

中学英語で液体は数えられないと習ったと思います。健康状態?によっては限りなく個体に近い精子もありますが、液体としてとらえて間違いないでしょう。

「水」の場合は数えられませんから、容器に入れてa glass of waterのようにして数えます。では精子の場合も何か容器に入れればよいのでは?と考える人もいるかもしれません。AVではお口に出すこともありますので、口で数えるとして、以下の表現はいかがでしょうか?

a mouthful of semen(口いっぱいの精子)

なかなか良い表現です。しかし、精子は本当に数えられないのでしょうか?

顕微鏡で見ればおたまじゃくしのようなものがひしめき合って動いているではありませんか。精子ひとつ、ふたつ、と数えられそうです。

辞書で調べるとspermはspermsと複数形があります。詳しく言えば、液体としてとらえた場合はsperm、おたまじゃくし一つ一つを意識してたくさんいる場合はspermsとなります。Semenは辞書によって複数形があったりなかったりします。実用面で言うと、基本的には液体なので数えないと考えてください。複数形で使うことは稀です。

A single sperm has the potential to fertilize an egg.(一個の精子だけで卵子を受精する可能性があります。)

There are about 200 million sperm in an average ejaculation.(平均的な1回の射精で約2億の精子があります。)

The test measures the amount of semen a man produces.(このテストは男性が生産する精液の量を測定します。)

The lab analyzed three semen samples from the patient.(ラボは患者からの3つの精液サンプルを分析しました。)

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